乞食
こじき
別名・異表記: ホームレス(言い換え例の一つ)
物乞いをする人や、貧窮して路傍にいる人を指してきた語。侮蔑が強く、公共メディアでは「路上生活者」「困窮して支援を必要とする人」などへの言い換えが選ばれます。
背景
「乞食」(こじき)は、物乞いをする人、あるいは極端な貧窮状態の人を指してきた語です。歴史叙述や文芸では社会層の一端を示す語として現れますが、現代の対人ラベルとしては強い侮蔑を帯び、公共メディアでは使用を避けます。
いわゆる注意語一覧では、言い換え例として「ホームレス」などが示されます。報道・福祉の現場では、さらに「路上生活者」「住居を失った人」「生活困窮者」など、状況と支援の必要性を説明する表現が選ばれることが増えています。貧困を笑い・恐怖・道徳的断罪の対象にしないことが原則です。
日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、人権と貧困報道の倫理に基づく自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 人への蔑称: 使わない
- 言い換え: 状況を説明する中立語へ
- 構造: 個人攻撃ではなく生活・制度の文脈を
学びの観点
「乞食」は、困窮を人格の汚名に変えてきた語の代表例です。誰が可視・不可視にされてきたかを、福祉とメディアの交差点で考える教材になります。
備考
一覧では言い換え例として「ホームレス」が示される例があります。複合語(河原乞食など)も注意対象とされることがあります。貧困を個人の欠陥に還元しない表現が重要です。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。言い換え例としてホームレス等。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
日雇い
ひやとい
日ごとに雇われる働き方、およびその労働者を指す語。制度・統計では今も使われますが、人を見下す文脈では「日雇い労働者」「日々雇用の労働者」など説明的な表現が望ましいです。
ニコヨン
にこよん
日雇いの自由労働者を指す俗称。職安の定額日当が240円だったことに由来すると説明されます。公共メディアでは「日雇い労働者」「自由労働者」などへの言い換えが一般的です。
スラム
すらむ
劣悪な住宅・貧困が集中する地区を指す語。地区や住民を一括してスティグマ化しやすく、公共メディアではなるべく使わず、住宅・貧困の実態を具体的に述べる表現が選ばれます。
寄せ場
よせば
日雇い労働者が集まる場所や、その労働市場を指す語。江戸の「人足寄せ場」に由来する説明があり、貧困・日雇い労働と結びつけて見下す用法には配慮が求められます。