ニコヨン
にこよん
別名・異表記: 日雇い労働者(言い換えの方向)
日雇いの自由労働者を指す俗称。職安の定額日当が240円だったことに由来すると説明されます。公共メディアでは「日雇い労働者」「自由労働者」などへの言い換えが一般的です。
背景
「ニコヨン」(にこよん)は、日雇いの自由労働者を指す俗称です。語源の通説として、かつて公共職業安定所経由の定額の日給が240円(「にこ」「よん」)だったことに由来する、と説明されることが多く、いわゆる一覧でもその旨が注記される例があります。
戦後の都市部における日雇い労働や寄せ場の文化と結びつき、当事者コミュニティ内外で使われてきましたが、外部から見下すラベルとしても流通し、公共メディアでは「日雇い労働者」「自由労働者」「日々雇用の労働者」など、説明的・中立的な表現が選ばれます。歴史・労働史の文脈では、注記付きで当時の俗称として触れることがあります。
日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、職業・貧困に関する人権配慮に基づく自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 人への蔑称: 避ける
- 言い換え: 「日雇い労働者」「自由労働者」など
- 歴史報道: 語源や社会背景を説明し、嘲笑にしない
学びの観点
「ニコヨン」は、金額スラングが社会階層の符丁になり、のちに公共空間から退いた例です。寄せ場・日雇い労働の歴史を学ぶ入口であると同時に、貧困と労働を笑う表現を避けるメディア倫理の教材でもあります。
備考
一覧では言い換え「自由労働者」、注記として職業安定所の定額給が240円(100円2個と40円)だったことへの言及があります。当事者を見下す文脈での使用は特に避けます。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。言い換え「自由労働者」、240円由来の注記。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
土方
どかた
土木・建設現場の労働者を指す俗語。見下しの語感が残りやすいため、公共メディアでは「建設労働者」「土木作業員」などへの言い換えが選ばれやすいです。
どん百姓
どんびゃくしょう
農業従事者を見下して指す侮蔑的な俗語。公共メディアでは使用を避け、「農民」「農業従事者」など中立的な表現が選ばれます。
人夫
にんぷ
肉体労働や日雇いの作業員を指す旧来の語。見下しの語感が残りやすいため、公共メディアでは「労働者」「作業員」などへの言い換えが選ばれやすいです。
寄せ場
よせば
日雇い労働者が集まる場所や、その労働市場を指す語。江戸の「人足寄せ場」に由来する説明があり、貧困・日雇い労働と結びつけて見下す用法には配慮が求められます。