スラム
すらむ
別名・異表記: 貧民街(言い換え例の方向)
劣悪な住宅・貧困が集中する地区を指す語。地区や住民を一括してスティグマ化しやすく、公共メディアではなるべく使わず、住宅・貧困の実態を具体的に述べる表現が選ばれます。
背景
「スラム」(すらむ)は、英語 slum に由来し、過密で劣悪な住宅条件の地区や、貧困が集中する地域を指す語として使われてきました。問題の可視化に使われる一方、地区名や住民を一括して危険・不潔・劣等と結びつけるスティグマを強めやすい、との批判があります。
いわゆる注意語一覧では「なるべく使わない」と注記され、意味として「貧民街」と説明される例があります。公共メディアでは、「住宅環境が劣悪な地域」「貧困が集中する地区」「インフォーマルな居住地」など、何が問題かを具体的に述べる表現が選ばれやすいです。海外の都市問題を報じる学術的文脈では用語が残る場合もありますが、国内の特定地区を指すときは特に慎重さが求められます。
日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、貧困・地域差別への配慮に基づく自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 地区の蔑称化を避ける
- 言い換え: 住宅・インフラ・貧困の事実を具体的に
- 住民: 集団を危険視・嘲笑しない
学びの観点
「スラム」は、都市問題の用語が住民へのレッテルに転じやすい例です。構造的貧困を報じつつ、人の尊厳を守る言い回しを選ぶ練習になります。
備考
一覧では「なるべく使わない。貧民街の意」と注記される例があります。学術・国際報道では英語 slum の訳として残る場合がありますが、国内の地区を指すときは特に慎重です。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。なるべく使わない旨の注記。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
日雇い
ひやとい
日ごとに雇われる働き方、およびその労働者を指す語。制度・統計では今も使われますが、人を見下す文脈では「日雇い労働者」「日々雇用の労働者」など説明的な表現が望ましいです。
田舎
いなか
都会以外の地域を指す語。生まれ故郷の意味では中立に使われますが、東京などとの対比で見下す用法は避けられます。
乞食
こじき
物乞いをする人や、貧窮して路傍にいる人を指してきた語。侮蔑が強く、公共メディアでは「路上生活者」「困窮して支援を必要とする人」などへの言い換えが選ばれます。
寄せ場
よせば
日雇い労働者が集まる場所や、その労働市場を指す語。江戸の「人足寄せ場」に由来する説明があり、貧困・日雇い労働と結びつけて見下す用法には配慮が求められます。