脳膜炎
のうまくえん
本来は髄膜炎など脳・髄膜の炎症を指しうる病名だが、俗に精神障害のある人を侮蔑的に指す用法が問題視されてきた語。公共メディアでは後者の用法を避け、必要な場合は正確な医学名・状態描写を用います。
背景
「脳膜炎」(のうまくえん)は、字義的には脳や髄膜に関わる炎症性疾患を連想させる語です。一方、日本語の俗語としては、精神の不調や障害のある人を侮蔑的に指すラベルとして使われることがあり、いわゆる注意語一覧でもその用法が取り上げられてきました。
公共メディアでは、人を「脳膜炎」と呼ぶ・からかう用法は避けられます。医療・健康報道で髄膜炎や脳炎を扱う場合は、正確な病名と症状説明を用い、精神障害への揶揄と混同しないことが重要です。一覧が示す「精神障害者」への言い換えは、蔑称用法の代替であり、医学診断の公式名称ではありません。
日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、人権配慮に基づく自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 人への蔑称: 使わない
- 医療報道: 正確な病名と区別する
- 言い換え: 精神の状態が必要なら中立・具体的に
学びの観点
この語は、病名めいた語が俗な差別ラベルに転用される危うさを示します。「きちがい」ほど有名でなくても、同じ精神スティグマの語群として理解できます。
備考
一覧では言い換え例として「精神障害者」が示されます。医学的な髄膜炎・脳炎の説明と、人への蔑称用法は全く別物です。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。言い換え例として「精神障害者」を記載。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
白痴
はくち
かつて重度の知的障害を指す医学・行政分類語としても用いられた語。現在は侮蔑的とされ、マスメディアでは「知的障害」「精神障害のある人」などへの言い換えが一般的です。
きちがい
きちがい
精神の不調や「常軌を逸した」状態を侮蔑的に指してきた俗語。放送・報道では使用を避け、「精神に障害のある人」「心の病」など状況に応じた言い換えが求められてきました。
狂人
きょうじん
精神の不調や常軌を逸した振る舞いを指してきた古語・漢語。公共メディアでは精神障害へのスティグマが強いため、多用を避け、状態の具体的描写や「精神障害のある人」などへの言い換えが選ばれます。
精神異常
せいしんいじょう
精神の不調や障害を「異常」と一括して指してきた表現。マスメディアではスティグマが強いとされ、「精神障害」「精神疾患」など、より具体的・中立的な言い換えが推奨されます。