身元調査
みもとちょうさ
別名・異表記: 出自調査(問題となる用法)
人の出自・経歴・家族関係などを調べること。就職・結婚などで部落差別やプライバシー侵害と結びつく用法が強く問題視され、一覧ではなるべく使わないとされます。公共メディアでは差別を助長する語り口を避けます。
背景
「身元調査」(みもとちょうさ)は、人の身元・経歴・家族関係などを調べる行為やその結果を指す語です。企業の採用や本人確認など、法令・契約に基づく確認として中立に使われる場面もあります。一方、結婚や就職に絡み、被差別部落出身かどうかなどを探る目的の調査は、部落差別とプライバシー侵害の典型として強く糾弾されてきました。
いわゆる注意語一覧では「なるべく使わない」とされます。語そのものが常に禁止というより、誰を・何のために調べ、どう語るかが問題の核心です。公共報道では、差別を助長・好奇の対象にする語り口を避け、人権侵害事件として扱う場合も当事者保護と正確な制度説明を優先します。
日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、部落問題と人権への配慮に基づく自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 差別目的の調査: 正当化・ノウハウ紹介をしない
- 中立な確認業務: 目的と法的根拠を明示できる表現に
- 関連: 過去帳・血筋・血統など出自語と同系統
学びの観点
「身元調査」は、調査という行為自体が差別の手段になりうる例です。情報を得ることと、人の尊厳を侵害することを切り分けることが、報道と社会生活双方の倫理につながります。
備考
monoroch 等では「なるべく使わない」とあります。企業の信用調査・本人確認など中立な業務語と、差別目的の調査を分けて考えます。過去帳・血筋・血統と同系統の配慮が必要です。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。なるべく使わない旨の注記。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
血筋
ちすじ
家系・血縁のつながりを指す語。日常では中立にも使われますが、結婚・就職の文脈では出自差別や部落差別と結びつきやすいため注意が必要です。一覧では結婚・就職などで要注意と注記されます。
過去帳
かこちょう
寺院が檀家の死亡・法名などを記す帳簿。宗教・歴史上の記録として中立に語られる一方、出自調査や部落差別と結びつく用法が問題視され、一覧では「檀家の記録」などへの言い換えが示されます。
血統
けっとう
家系・出自を指す語。競走馬などでは中立な専門語でも、人の結婚・就職の文脈では部落差別や出自差別と結びつきやすいため注意が必要です。一覧では結婚・就職などで注意する、と注記されます。
新平民
しんへいみん
明治の身分制改編のあと、被差別の立場に置かれてきた人々を指して使われた蔑称。一覧では使わないと明記されます。歴史教育では「解放令」後も差別が続いた文脈で批判的に扱います。