未亡人
みぼうじん
配偶者と死別した女性を指す語。本人の同意なく用いると不快感を与えやすいため、公共メディアでは「故○○さんの妻(配偶者)」「遺族」など状況に応じた言い換えが推奨されます。
背景
「未亡人」(みぼうじん)は、配偶者(特に夫)と死別した女性を指す漢語です。法制史や文芸では長く使われてきましたが、本人を「まだ死にきっていない人」と定義する語感や、女性にだけ強く貼られやすいラベルであることが問題視されるようになりました。
公共メディアでは、相手が名乗らない限り、第三者を「未亡人」と呼ぶことを避け、「故○○さんの妻(配偶者)」「遺族の方」など、関係性を説明する表現が選ばれます。いわゆる注意語一覧でも、置き換え例の注記が付くことがあります。語が常に禁止というより、同意のないラベル貼りが戒められるケースです。
日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、人権・ジェンダー配慮に基づく自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 本人の呼称を優先: 望まないラベルを押し付けない
- 言い換え: 「故人の配偶者」「遺族」など
- 性別非対称: 男性に同様の語が少ないことへの自覚
学びの観点
「未亡人」は、職業蔑称とは別に、人生の出来事を人の永久ラベルにする語の問題を示します。死別・遺族報道の言葉選びを考える教材になります。
備考
一覧では「故○○氏の夫人」のように置き換える、といった注記例があります。男性側の対称語が一般的でない点も、ジェンダー偏りの指摘につながります。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。置き換え例の注記あり。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
情夫
じょうふ
配偶者以外の男性の恋人・愛人を指す語。センセーショナルな人指しになりやすいため、公共メディアでは関係を説明する必要がある場合に「交際相手」「愛人」など、より一般的な表現が選ばれやすいです。
令嬢
れいじょう
身分の高い家の娘を指す語。不必要に使うと特権の強調や逆差別になる、と注記される例があります。公共メディアでは必要がない限り「娘」「お嬢さん」など状況に応じた表現が選ばれます。
老婆
ろうば
高齢の女性を指す語。文語・翻訳では中立に使われる一方、見下しや類型化の文脈では問題視され、公共メディアでは「高齢の女性」「老婦人」など状況に応じた表現が選ばれやすいです。
連れ子
つれご
再婚などで配偶者の前のパートナーとの子どもを指す語。必要以上に強調すると当事者を傷つけるため、公共メディアでは「お子さん」「配偶者の子ども」など状況に応じた表現が選ばれやすいです。