盲判を押す
めくらばんをおす
別名・異表記: めくら判を押す、盲判
内容をよく確認せず承認・同意することを表す慣用句。視覚障害を指す「めくら」を含むため、公共メディアでは「ろくに見ないで判を押す」「確認せず承認する」などへの言い換えが一般的です。
背景
「盲判を押す」(めくらばんをおす。「めくら判を押す」とも)は、文書や提案の中身を十分に確認しないまま、印を押す・承認するさまを表す慣用句です。「見ていない/見えない」状態を視覚障害の俗語「めくら」に喩えた言い回しです。
障害を比喩の材料にしているため、人権意識の高まりとともに、公共の言論——とくに放送・報道——では使用を避け、「内容を確認せず判を押す」「ろくに読まずに承認する」「無審査で同意する」など、行為そのものを説明する表現への言い換えが進みました。いわゆる注意語一覧でも、親語「めくら」とセットで掲載されることが多いです。
日本の放送では、法令で全国共通の禁止語リストが一般公開されているわけではなく、番組基準や視聴者指摘を踏まえた自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 慣用句でも回避: ビジネス慣用として馴染みがあっても、公共放送では言い換えが選ばれやすい
- 言い換え: 確認不足・無審査の承認であることをそのまま述べる
- 同系統: 「めくらめっぽう」「つんぼ桟敷」などと方針を揃える
学びの観点
この語は、事務・組織の無責任さを表す便利な慣用が、同時に障害メタファーであったことを示す例です。言葉の「わかりやすさ」と尊厳の両立を考える教材になります。
備考
事務・契約の文脈で残りやすい表現ですが、「めくら」本体と同様に注意対象とされることが多いです。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。言い換え例として「ろくに見ないで判を押す」を記載。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
めくら
めくら
視覚障害を指す古語・俗語として用いられてきた語。マスメディアでは侮蔑的・差別的とされ、「目の不自由な人」「視覚障害者」などへの言い換えが進んだ代表例の一つです。
盲滅法
めくらめっぽう
むやみやたらに物事を行うさまを表す慣用句。視覚障害を指す「めくら」を含むため、公共メディアでは「やみくも」「無計画に」などへの言い換えが一般的です。
盲目
もうもく
視覚障害を指す語である一方、比喩として「分別がない」「理性を欠く」意味でも使われてきました。公共メディアでは障害への連想から、比喩用法も含め言い換えが検討されることが多いです。
聾桟敷
つんぼさじき
事情がわからず蚊帳の外に置かれることを表す慣用句。元に聴覚障害を指す「つんぼ」を含むため、公共メディアでは「聞こえないところ」「情報から取り残される」などへの言い換えが一般的です。