汲み取り屋
くみとりや
別名・異表記: 清掃員(言い換え例の方向)
し尿の汲み取りなどに従事する人を指す語。忌避や見下しと結びつきやすいため、公共メディアでは「清掃・衛生関連の職員」「し尿処理の作業員」などへの言い換えが選ばれます。
背景
「汲み取り屋」(くみとりや)は、くみ取り式便所のし尿を収集・運搬する仕事に従事する人を指す語です。下水道が普及する以前、都市と農村の衛生を支える不可欠な労働でしたが、穢れの観念と結びつき、従事者への忌避・差別を助長する呼び方にもなってきました。
いわゆる注意語一覧では、言い換え例として「清掃員」が示されます。公共メディアでは「し尿処理・清掃の作業員」「衛生関連の職員」など、職務を説明する中立的な表現が選ばれます。歴史番組では、生活史として注記付きで触れることがあります。
日本の放送における扱いは、法令による全国共通禁止リストの公開ではなく、職業差別を避ける自主規制が通例です。
メディアでの扱いのポイント
- 俗称での人指し: 避ける
- 言い換え: 清掃・衛生の職務として説明
- 歴史: 差別の文脈を再生産しない
学びの観点
「汲み取り屋」は、社会の衛生を支える仕事が、忌避の言葉で不可視化・侮蔑されてきた例です。「隠坊」「ゴミ屋」とあわせ、不可欠労働とスティグマの関係を学ぶ入口になります。
備考
一覧では言い換え例として「清掃員」が示されます。下水道整備以前の衛生を支えた仕事であり、侮蔑での使用は特に避けます。
出典・参考
個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。言い換え例として「清掃員」を記載。
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
参照日: 2026-07-18
関連用語
バタ屋
ばたや
廃品・古物の回収を行う人を指す俗称。見下しの語感が残りやすいため、公共メディアでは「廃品回収業者」「資源回収の事業者」などへの言い換えが選ばれます。
ゴミ屋
ごみや
廃棄物や廃品の回収・処理に関わる仕事を指す俗称。見下しの語感が残りやすいため、公共メディアでは「廃品回収業者」「清掃・リサイクル関連の事業者」などへの言い換えが選ばれます。
隠坊
おんぼう
火葬や墓地関連の業務に従事する人を指してきた語。忌避や差別と結びつきやすいため、公共メディアでは「火葬場の職員」「斎場の従業員」などへの言い換えが選ばれます。
掃除夫
そうじふ
清掃に従事する人を指す旧来の呼び方。「夫」が男性を連想させやすく、公共メディアでは「清掃作業員」「清掃員」など性別を問わない表現が選ばれやすいです。