放送・表現上の注意語 #死 #言い換え #歴史 #自主規制

土左衛門

どざえもん

別名・異表記: 水死人(言い換え例)、水死体

水死体・溺死者を指す隠語・俗語。江戸期の力士・成瀬川土左衛門の体型に見立てた、という由来説が有名です。公共メディアでは遺体への敬意から「水死体」「溺死者」などへの言い換えが選ばれます。

背景

「土左衛門」(どざえもん)は、水死体・溺死者を指す隠語・俗語です。江戸時代の力士・成瀬川土左衛門の肥満した体つきが、水中で膨れた遺体に似ていたためたとえになった、という由来が広く伝えられ、山東京伝『近世奇跡考』などにも同趣旨の記述があるとされます。

語源が「からかい」に近いため、現代の報道や公共放送では、遺体や遺族への敬意の観点から使用を避け、「水死体」「溺死者」「水難の遺体」など事実を淡々と述べる表現が選ばれます。いわゆる注意語一覧でも、言い換え例として「水死人」が示されます。

歴史・語源解説や古典・随筆の引用では注記付きで残る場合があります。ニュース本文でそのまま用いるのは不適切とされやすいです。

日本の放送における扱いは、法令による全国一律禁止ではなく、倫理と番組基準に基づく自主規制が通例です。

メディアでの扱いのポイント

  • 報道: 「溺死者」「水死体」など中立・説明的に
  • 語源・歴史: 注記付きで扱う
  • 娯楽・ネット俗語: 軽率な使用は遺族感情を害しやすい

学びの観点

「土左衛門」は、遺体を比喩で呼ぶ習慣が、後に忌避される例です。死の報道における言葉選びが、尊厳とメディア倫理に直結することを示します。

備考

monoroch 等では言い換え例として「水死人」が示され、成瀬川土左衛門に連想されたとの注記があります。遺体をからかう語感が残りやすいです。

出典・参考

  1. 放送禁止用語一覧(monoroch)

    個人収集のいわゆる放送禁止用語一覧。公式局内リストではない。言い換え例として水死人を記載。

    参照日: 2026-07-18

  2. 成瀬川土左衛門 - Wikipedia

    水死体の隠語「土左衛門」の語源とされる江戸期力士の概説。

    参照日: 2026-07-21

  3. 放送禁止用語 - Wikipedia

    参照日: 2026-07-18

  4. 表現の自主規制 - Wikipedia

    参照日: 2026-07-18